闇の中に咲くランの花 Ⅲ
蘭「ちょっ!ふざけんなっんん!」



またキス!?



誰か助けて!



死ぬ!酸欠で!



コンコン



疾風「チッ、いいところだったのによ」



はぁ〜


危なかった………



まさに救世主!



誰か知らないけど感謝するよ!



疾風「誰?今いいところなんだけど」



シーン



あれ?



もしかして……誰もいない?




ダメ!誰でもいいから来て!



つーか来い!



疾風「なんだよ、誰も来ねぇじゃねぇか

じゃあ続きでもする?」



嘘だろ!?



蘭「だ、誰か

ドアの前にいるんじゃない!?」



ドンドン!



疾風「チッ、さっきからなんだよ」



やっぱり居た!



蘭「ど、どうぞ!!!!」



バタン!



「どうもどうも!

俺っちの名前は紫葵(シキ)!

いつ聞いてもいい名前やな!うん!うん!」



テンション高っ



疾風「紫葵、テメェマジでふざけんな

いっぺん死ね!」




紫葵「なっ!

死ねって…酷いっすよリーダー!」



リーダー?


って事はこの人は組員?



紫葵「あれ?

ホントにいい感じの場面っすか!?


お邪魔しちゃったみたいですなぁ〜


でも大事な話があったんっスけど…」



蘭「どんな話!?」
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