闇の中に咲くランの花 Ⅲ
疾風「じゃあ蘭ちゃんにまず質問」



蘭「なんだ?」



疾風「アイツらが助けに来たら戻るつもり?」



アイツら?






みんなのこと?




戻りたい………





でも



蘭「戻るわけないだろ?

私は疾風が好きなんだから……」



こういっておかないと


さっき見たくなっちゃう




それに助けに来るわけないし



私はみんなを守るためにここに居るんだ



戻ったら意味無いだろ?




疾風「だよな?

蘭ちゃんは俺が好きだもんな」



蘭「質問に答えた

で?何の話してたんだ?」



疾風「まぁ心配いらないよね

蘭ちゃんは俺の物だし」



蘭「何度いえばわかるんだよ……

私をモノ扱いすんじゃねぇよ」



疾風「そうだったね

さっきの大事な話っていうのは


舞蝶とかの同盟軍団がここに来るらしいよ?」















蘭「はぁ?

そんなわけないだろ?

だってこの場所は知られてないんだろ?」



疾風「知られてないとは言ってない


だって俺ハッキング苦手だし

ロックなんてユルユルだよ?」



じゃあその情報は何処から手に入れたんだよ…
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