無愛想男子に恋しました。
杉「よし!! これで全員ペアができたな!! 今日の授業はペア同士で自己紹介だ。 これから1年間このペアでいくからお互いの事をよく理解して親睦を深めていけるようにな。 歩きながらしゃべってもいいし早速バトミントンをしてもいい。 とにかく今日は自由だ!! それじゃあ、開始!!」

周りのペアはみんなそれぞれ移動してガヤガヤしだす。

だけど…

汰「…。」

結「…。」

この状況どうすればいいの?!?!

名前ぐらいは言った方がいいよね…でも何コイツいきなり出しゃばってんだよとかキモ…とか思われたらどうしよう…。

ここにきてネガティブ発動(泣)

「あっれ〜?? 汰我んとこなんもしゃべんねーの??」

逢坂くんを呼ぶ声が聞こえてその方をみると

汰「流星…。」

流「俺ねー、矢崎流星(ヤザキ リュウセイ)!! 汰我とおんなじサッカー部!! 鳥羽さん??だっけ、コイツ無愛想でめんどいでしょ〜(笑) 俺の前ではかわいいのにね〜(笑)」

汰「流星うっせーよ。」

突然の弾丸トークに呆気にとられてると

麻「結菜ちゃん!!」

結「麻里奈ちゃん!! もしかして麻里奈ちゃんのペアって…」

麻「矢崎くん(笑) いい人で安心した(笑) それより結菜ちゃん…」

結「はは…。」

もう苦笑いしかできない。

流「そーいえば木野さんと鳥羽さんって教室でよくふたりでいるよな!! そーだ!! んじゃあ4人で改めて自己紹介しようぜ!!」

麻「あたしもそれがいいかも!!」

矢崎くんと麻里奈ちゃん神すぎる!!

このままふたりだったら死んでた(泣)

結「私も、それがいいかな。」

流「汰我もいいだろ??」

汰「ん。」

流「んじゃあ!! 俺は自己紹介したし時計回りで木野さんよろしく!!」

麻「うん! 木野麻里奈です。 試合当たったらよろしくお願いします。 矢崎くんもあらためて1年間よろしく!」

流「おう!! よろしくな!! んじゃあ次は鳥羽さん!!」

結「鳥羽結菜です。 よろしくお願いします。」

流「よろしく〜!! って汰我お前が1番よろしくするんだぞ、鳥羽さんに!!」

汰「わーってるよ。 逢坂汰我。 以上。」

流「ほんっとお前は…女子には無愛想なヤツだな(笑) 鳥羽さん、苦労すると思うけどよろしくしてやってくれな!!」

結「はは…。」

こうして初日の体育は終わっていった…。

今日は矢崎くんと麻里奈ちゃんが助けてくれたからよかったもののこれからホントにどうしよう…。
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