すきなのに!!
「連絡先入れてんだよ」
あたしの視線に気づいた輝がぶっきらぼうに言った。あ、あたしが昨日誰にも連絡できなかったから…。
うん、申し訳ない。
いやーでもまさか輝が1番に動くとは思わなかったよ。
すると理陽が笑いながら(正確には目は笑ってない)朋稀のこめかみを後ろから両手でぐりぐりと潰しにかかってきた。
「そろそろ栞を解放してくれません?朋稀くん、そんなに痛い目見たいの?ん?」
「わわわわわかったからやめろ!」
朋稀はあたしの脇の下に手を差し込んで横へと平行移動させた。え、びっくりなんだけど。
しかももう痛い目にあってるしね。
理陽はあたしが動いたのを確認すると朋稀から手を離し、満足そうに笑った。
なんか、この感じ…。
あたしはソファーの背もたれに手を乗せて理陽に顔を近づけて人差し指を立てて笑った。
「なんか理陽、お父さんみたいだね!」
………ぴき。
理陽の周りの空気だけ凍った気がした。
あたしの視線に気づいた輝がぶっきらぼうに言った。あ、あたしが昨日誰にも連絡できなかったから…。
うん、申し訳ない。
いやーでもまさか輝が1番に動くとは思わなかったよ。
すると理陽が笑いながら(正確には目は笑ってない)朋稀のこめかみを後ろから両手でぐりぐりと潰しにかかってきた。
「そろそろ栞を解放してくれません?朋稀くん、そんなに痛い目見たいの?ん?」
「わわわわわかったからやめろ!」
朋稀はあたしの脇の下に手を差し込んで横へと平行移動させた。え、びっくりなんだけど。
しかももう痛い目にあってるしね。
理陽はあたしが動いたのを確認すると朋稀から手を離し、満足そうに笑った。
なんか、この感じ…。
あたしはソファーの背もたれに手を乗せて理陽に顔を近づけて人差し指を立てて笑った。
「なんか理陽、お父さんみたいだね!」
………ぴき。
理陽の周りの空気だけ凍った気がした。