すきなのに!!
そのままボールを輝のほうに蹴ろうと右足を後ろに下げたら後ろから茉央ちゃんに羽交い締めにされた。
「茉央ちゃん!離してよ!!」
「いやだー。今の栞何するかわかんないし」
ジタバタ暴れてるけど、茉央ちゃんの細い腕からは考えられないほど強い力であたしが身動きを取れないようにしてくる。
「それにしても、やっぱ栞って運動神経いいんだね…」
「度が過ぎるけどね!」
「凛は黙っててよ!!」
向こうのコートから何かぶっこんできた凛に言い返すと、茉央ちゃんのケラケラ笑う声がした。
その一瞬の隙をついて茉央ちゃんの腕から逃げるように飛び上がって、そのまま全力疾走でグランドを駆け抜けて行った。
「茉央ちゃん!離してよ!!」
「いやだー。今の栞何するかわかんないし」
ジタバタ暴れてるけど、茉央ちゃんの細い腕からは考えられないほど強い力であたしが身動きを取れないようにしてくる。
「それにしても、やっぱ栞って運動神経いいんだね…」
「度が過ぎるけどね!」
「凛は黙っててよ!!」
向こうのコートから何かぶっこんできた凛に言い返すと、茉央ちゃんのケラケラ笑う声がした。
その一瞬の隙をついて茉央ちゃんの腕から逃げるように飛び上がって、そのまま全力疾走でグランドを駆け抜けて行った。