すきなのに!!
本当、2人とも子供っぽいな…。
この人、輝のこと散々甘党とか言ってるけど、この人もよくお菓子とかスイーツ食ってるし、かなり甘党だと思う。
この人は輝を手でしっしっと追い払うと、膝を抱えて地面に『あいうえお』と書き始めた。
やっぱり頭がとち狂ってる。
「あーもう、嫌だ嫌だ。輝はうるさいし、今度朋稀と一緒にモデルしなきゃいけないし、ったく、なんであたしなんかがそんなビッグなイベントに参加することになったんだ…」
「え?モデル?」
急に聞こえてきたこの人とは到底無縁そうな言葉に、思わず瞬きをして聞き返せば、この人は「あー」とめんどくさそうに言う。
「なんかね、弥生さんに頼まれて今週の土曜日…だから明日か。明日モデルやんなきゃいけないのー。あたしには絶対似合わないのになぁ」
「そう?」
「うんー」
緩い返事とともに、前へずいーっと倒れこんだこの人はそのままぺたんと寝っ転がる。
…だから、なんで普通に男の前でこういうことを平気で…、
「ん?万里くんどうしたの、ブツブツ言って」
倒れこんだまま顔だけ俺のほうに向けて首を傾げるこの人と一緒にいると、過保護になってる理陽の気持ちがわかりたくないけど、わかってきた気がする。
ふらふらしてて地に足が着いてない感じ。
「ねー万里くん。お腹すいた」
「知らねーよ」
「…案外万里くんが1番常識人かもね」
「そうじゃなかったら困るし」
「ま、それもそうだよね…」
颯が言うには、この人が何を思ってるのか時々わからないことがあるらしい。
確かに、思い当たる節はいくつかあるけど。
本当に不思議な人だ。
…俺、これ言ったの何回目だ。
この人、輝のこと散々甘党とか言ってるけど、この人もよくお菓子とかスイーツ食ってるし、かなり甘党だと思う。
この人は輝を手でしっしっと追い払うと、膝を抱えて地面に『あいうえお』と書き始めた。
やっぱり頭がとち狂ってる。
「あーもう、嫌だ嫌だ。輝はうるさいし、今度朋稀と一緒にモデルしなきゃいけないし、ったく、なんであたしなんかがそんなビッグなイベントに参加することになったんだ…」
「え?モデル?」
急に聞こえてきたこの人とは到底無縁そうな言葉に、思わず瞬きをして聞き返せば、この人は「あー」とめんどくさそうに言う。
「なんかね、弥生さんに頼まれて今週の土曜日…だから明日か。明日モデルやんなきゃいけないのー。あたしには絶対似合わないのになぁ」
「そう?」
「うんー」
緩い返事とともに、前へずいーっと倒れこんだこの人はそのままぺたんと寝っ転がる。
…だから、なんで普通に男の前でこういうことを平気で…、
「ん?万里くんどうしたの、ブツブツ言って」
倒れこんだまま顔だけ俺のほうに向けて首を傾げるこの人と一緒にいると、過保護になってる理陽の気持ちがわかりたくないけど、わかってきた気がする。
ふらふらしてて地に足が着いてない感じ。
「ねー万里くん。お腹すいた」
「知らねーよ」
「…案外万里くんが1番常識人かもね」
「そうじゃなかったら困るし」
「ま、それもそうだよね…」
颯が言うには、この人が何を思ってるのか時々わからないことがあるらしい。
確かに、思い当たる節はいくつかあるけど。
本当に不思議な人だ。
…俺、これ言ったの何回目だ。