すきなのに!!
初日だから、学校の説明とかをして計3時間授業で終了。
はー、やっと帰れるね。
あたしはカバンのカバンの中に教科書を雑に詰め込んで席を立ち上がった。
大きく背伸びをして、手を下ろすと、廊下からきゃーっと女子の悲鳴が聞こえた。
ぱっと横を見るとボタンを2、3個外し、パタパタと襟元を仰ぎながら廊下を歩いて行くーーー
「と、朋稀くん!」
朋稀は声をかけられた女子に明るい笑顔を振りまいて歩いて行く。
何あの笑顔。軽く詐欺じゃない?
こういうときってどうすればいいのかな?
「やっふー朋稀くん!調子はどうかい?」ってスキップしながら話しかける?…いや、明日から確実にクラスで浮くわ。
でも話しかけると女子に呼び出されてボッコボコ確定だな。
やっぱ、感じ悪いけど、知らないふりがいいかな。
あたしは茉央ちゃんに手を振って、朋稀がいない反対側のドアへ向かった。
うん、よしよし!朋稀は女子に囲まれるね。これでOK!
凛は保健室に絆創膏もらいにいったらしいから、保健室に行こう!
あたしは笑顔でるんるん歩いて教室を出た。
くるっと方向転換して、あたしは保健室に向かって歩き出した。
すると、再び女子の悲鳴が聞こえたので、後ろを振り向いたら、朋稀が女の子たちと写真を撮っていた。
なんかアイドルみたいだ。一応は、不良少年なのに。
確かに顔だけはいいよ。
“顔だけは”ね!
はー、やっと帰れるね。
あたしはカバンのカバンの中に教科書を雑に詰め込んで席を立ち上がった。
大きく背伸びをして、手を下ろすと、廊下からきゃーっと女子の悲鳴が聞こえた。
ぱっと横を見るとボタンを2、3個外し、パタパタと襟元を仰ぎながら廊下を歩いて行くーーー
「と、朋稀くん!」
朋稀は声をかけられた女子に明るい笑顔を振りまいて歩いて行く。
何あの笑顔。軽く詐欺じゃない?
こういうときってどうすればいいのかな?
「やっふー朋稀くん!調子はどうかい?」ってスキップしながら話しかける?…いや、明日から確実にクラスで浮くわ。
でも話しかけると女子に呼び出されてボッコボコ確定だな。
やっぱ、感じ悪いけど、知らないふりがいいかな。
あたしは茉央ちゃんに手を振って、朋稀がいない反対側のドアへ向かった。
うん、よしよし!朋稀は女子に囲まれるね。これでOK!
凛は保健室に絆創膏もらいにいったらしいから、保健室に行こう!
あたしは笑顔でるんるん歩いて教室を出た。
くるっと方向転換して、あたしは保健室に向かって歩き出した。
すると、再び女子の悲鳴が聞こえたので、後ろを振り向いたら、朋稀が女の子たちと写真を撮っていた。
なんかアイドルみたいだ。一応は、不良少年なのに。
確かに顔だけはいいよ。
“顔だけは”ね!