すきなのに!!
ヒーローは遅れてやってくる
え、どうして…。
透に手を握られたまま困惑しているあたしだけど、コイツらが入ってきた瞬間、比較的和やかだった空気が一気に冷めた。
ピリピリした空気を無視したヤツらもいるけど…。
「わ、亜弓。あれって西華の人?レベル高いね」
「確かに!イケメンばっかじゃん!!恭、連絡先知らないの?」
「知るわけねぇだろアホか」
…アイツら。
空気が読めない3人を山田スキンヘッドが軽く頭を叩いたとき、やけに殺気立っている2人が睨み合いをしていた。
「1日ぶりだね透。会いたくもなかったけど」
「俺かて会いたくなんかなかったわ。なんで来たんや理陽」
「決まってんじゃん。今お前がベタベタくっついてる栞を連れ戻すためだし。お前といると栞が穢れる」
「ひぇぇー。こっわ。さすが幼馴染」
ちょ、そのデータどこで調べたの?!
あたしの幼馴染が理陽だって誰から聞いたの?!
‘‘幼馴染”って単語が出てきた瞬間、なぜか恭ちゃんが顔をしかめた。
哲ちゃんと亜弓は「なんか面白くなってきたー」とか喋ってるからまた山田スキンヘッドが叩いていた。
もうこの部屋には変人しかいない。
透に手を握られたまま困惑しているあたしだけど、コイツらが入ってきた瞬間、比較的和やかだった空気が一気に冷めた。
ピリピリした空気を無視したヤツらもいるけど…。
「わ、亜弓。あれって西華の人?レベル高いね」
「確かに!イケメンばっかじゃん!!恭、連絡先知らないの?」
「知るわけねぇだろアホか」
…アイツら。
空気が読めない3人を山田スキンヘッドが軽く頭を叩いたとき、やけに殺気立っている2人が睨み合いをしていた。
「1日ぶりだね透。会いたくもなかったけど」
「俺かて会いたくなんかなかったわ。なんで来たんや理陽」
「決まってんじゃん。今お前がベタベタくっついてる栞を連れ戻すためだし。お前といると栞が穢れる」
「ひぇぇー。こっわ。さすが幼馴染」
ちょ、そのデータどこで調べたの?!
あたしの幼馴染が理陽だって誰から聞いたの?!
‘‘幼馴染”って単語が出てきた瞬間、なぜか恭ちゃんが顔をしかめた。
哲ちゃんと亜弓は「なんか面白くなってきたー」とか喋ってるからまた山田スキンヘッドが叩いていた。
もうこの部屋には変人しかいない。