メールが届きました。

 
悠太は楽しそうに康平に肩を組んで何やら耳打ち。
康平が一気に顔が赤くなって、悠太はそれを見てニヤニヤしている。

康「ま、まさか、会話聞こえてたのか!?」

焦っている康平。一体何を話してたんだ…。
そして、それに反応して大介も康平を茶化しに行く。


男子3人。学校ではイケメントップ3と噂になっている。
確かに、改めてよくみると顔はすごく整ってる。

まぁ、中身は別にして。

大「はぁっくしょん!!」

そんなことを考えたとたんに大介が大きなくしゃみをした。

莉「汚っ!!!」
大「誰かが俺のことをイケメンと思ったんだよ」
悠「中身は抜きでな!!」

あぁ、私が思ったことそのままじゃん。
買ってきたカレーパンを頬張りながらチラッと康平のほうを見る。

いまだに顔が赤い。
見すぎたせいか康平も私のほうを見た。

一瞬。

ホントに0.01秒くらいだったけど、目が合って、すぐ逸らした。


その後、結局勉強の「べ」の字も無いまま完全下校時間までにぎやかにほとんど人がいない学校で放課後の青春というものをおくった。

明日は現代文、地理、古典。
基本的に文系教科だけど、間に入っている地理がいい息抜きになる。

さて、頑張るか。


学校を出て駅まで向かう途中、隣を歩く康平のことが一切見れない…。
いつも通り家まで送ってくれたが、その中での会話は数える程度だった。
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