わたし

第1章

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_____4月

春の訪れ。出会いと別れの季節。

進級した私達に最初に訪れるもの....。
それは｢クラス替え｣である。

私も含めみんなが前日の夜から胸を膨らませ、期待や不安を心に秘めて登校するであろう。

そう！まさに『運命の日』なのである！！

私も少しの不安と期待を持って、それはもうワクワクるんるんで登校して、ドキドキなんて....

....するはずだったのだ。

その日の私はというと、そう。なんとも恥ずかしいことに、インフルエンザにかかっていた。

『インフルエンザ』

最初はね、もちろん今まで思っていた通りに、
〝よっしゃ！きたぁぁ！！！学校休める！ひゃっほい！！！〟
....なーんて思ってました。がっつり思ってました。

たださ、冷静になって考えてみよう....。

(あれ....。これ私、完全に出遅れてるよな....？)

友達から【雙葉大丈夫？これクラス分けの表だよ！】
なーんていうメールと共に写真が送られてきた訳なのだ。

その時、その表見た時....
思ったよね。出遅れてるって思った。

知り合い1人くらいしかいない。ただでさえコミュ障なのに。

インフルエンザって....5日間外出できないんだっけ？あ、来週からじゃん。

ぼっち確定。

きっと私が学校に通い始めた頃には女子特有のグループ(？)ってやつができてて私は会話に入れず、陰キャラを極めていくのだろう....。

はぁ。

私ってほんとになにやってるんだろう。