たった1人のシンデレラガール
1時間程経ち、私と愛莉のテンションも

アルコールの力で上がり切っていた。


そんな中、私の携帯が鳴る。

「あ、櫻くんだ!終わったのかなー!」

酔っているためか、なかなか

スムーズに携帯が扱えない。

「もしもーし?」

「おっ出た出たー!ひめ!
今終わったで、お待たせしましたっ!」

「待ってたよーぉ、お疲れぇー!」

「なんやなんや酔っ払ってんなぁ!
まださっきのお店にいるやんな?」

「もちろんー!どこ向かえばいいー?」

「そこで待っとって!
お迎えにあがります、お姫様達!」

それから少し話をして電話を切り、

私たちはお会計をして待った。


5分程してから、

<お店前着いたで!>

と連絡が来たのでお店を出ると、

2人が胸に手を当て、軽く頭を下げ

「「お待たせしました、お姫様。」」

と迎えてくれたのだった。
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