真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』
…琉斗①
家政婦から、急用が出来ましたので
早く帰ります。
と、連絡が来ていたが
中々、手術が終わらず
遅くなってしまった。
急いで帰ると
玄関に付せんが貼ってあった。
取り急ぎ、隣のブザーを押すと
綺麗な女が出てきた。
身長も高く、聡明そうな女だ。
髪を緩くアップにしていて
綺麗なうなじをしていた。
嵐の事を訪ねると
うん?って顔をした。
「子供だ」
と、言うと
ああっと、説明をしてくれた。
扁桃腺からくる風邪?
無理矢理起こして喉を診ると
本当に腫れ上がっていた。
点滴をして薬をもらっていたが
薬もきちんとしたものだった。
女は、俺が嵐に荒いのを叱っていた。
女は、嵐に飯を食べさせ
水分を与えて、薬を飲ませ
着替えをさせてから
眠らせていた。
手際が良くてみていると
俺の腹がなった。
女は、笑いながら食事の
準備をしてくれた。
女も食べていなかったみたいで
一緒に食べた。
女の料理は美味しかった。
俺達の伴侶は、お互いに亡くなって
いるみたいで、
俺は、嵐の事をお願いして
家に帰った。
互いに、元旦那が、元妻が
駆け落ちのようにして
亡くなったことは知らなかった。