真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』
…二人で残りの人生
食事も終わり
母の友人に挨拶をしてから
二人で、ぶらぶらと歩いた。
俺は、歩きながら・・彼女に
「俺と残りの人生を共にする気はないか。」
と、言うと
彼女は、ポカンとしていたが
急に笑いだして
「男性の方に、こんな風に
言われたのは初めてです。」
と、言うから
「真面目に言っている。」
と、言うと
「あっ、ごめんなさい。
私みたいな、バツイチで
宜しいのですか?」
と、訊かれて
「ああ、俺もバツイチだ。
あんたとなら、良いかな。
と、思ったんだ。」
「まぁ、そのわりには、
あんた?なんですね。
私の名前、ご存知ない?」
と、少し怒ったように言う彼女に
「夢穂だって、
俺を吾妻さんと呼ぶだろ?
嵐は、嵐君のくせに。」
と、言うと
「なっ、名前、知ってらしたのですね。
では、私も琉斗さんで宜しいですか?」
と、慌てて言う彼女
「ああ。
呼び捨てで構わないが。
で、どうだ?」
と、返事を訊ねると
「えっ、はい。
よろしくお願いします。」
と、言ってくれた。
「ああ。
嵐に報告と
俺の両親にも会って欲しい。
母親とは、会っているが
親父が、楽しみにしている。
夢穂の方は?」
「はい。嵐君、何ていいますかね?
喜んでくれるかな?
私もお父様とお母様に
お会いしたいです。
それと、私の家は····」
「心配ない。
嵐は、夢穂が気にいっている。
俺の両親は心配ない。
夢穂の親にも
結婚の報告は、しないといけないだろ。」
と、言うと
「はい。家には連絡してみます。」
と、言うから
「ああ、頼む。」
と、言って
夢穂の手をとり、繋ぎながら歩いた。
夢穂は、男性とそんな風に
歩いたことないから
ドキドキするし恥ずかしかった。