真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』
…吾妻
吾妻 琉斗(あずま りゅうと)
俺は、医者だ。
医大を卒業してから
あちこちの国を回り
腕を磨き 巷では、すこし有名な外科医と
なっていた。
俺は、30歳の時
父親がやっている
吾妻総合病院に戻ってきた。
ここは、内科・小児科・外科・整形外科・
リハビリ科・心療内科・呼吸器科・皮膚科・
泌尿器科と、揃っている病院だ。
ベット数も多数あり
かなり有名な総合病院となっていた。
父親は、内科医だ。
従兄弟達も、医者だったり
事務職だったり、優秀な人材を
揃えていた。
母親も心療内科医をしている。
俺は、全てにおいて
両親の良い所だけを
頂いたみたいで
身長 190センチ
容姿にも恵まれていて
美形と来ていた。
だが、肩書きと容姿にしか
なびかない女ばかりで
欲のはけには抱くが
本気になった女はいない。
人を信用していない。
医大の時から、
人の良い事をしていたら、
生きていけない世界を見てきたから。
母親は、俺のそんな性格を心配するが
俺は、
「問題ない。」
と、言っていた。
父親の病院にも
俺の肩書きや容姿に媚びる奴等がいて
俺は、後腐れなしと
言うことで、欲をはくのに
抱いていたが‥‥‥。
かなりひつこい女がいた。
欲の塊みたいな女だが
なぜか、
寂しげな表情をすることもあった。
俺より、年上だったが何度か抱いた。
そんな生活の中
父親に
「院長室に直ぐに来なさい。」
と、言われ。
なんの用かと行くと
院長室には、その女がいた。
女は、『なお』 と言う名前らしい。
年も6つ上のようだ。