アナタに出逢えて
その時の俺はウジウジしてて
とても情けない奴だった。

犬に吠えられれば

愛梨
『愛梨の歩くんに吠えないで!あっち行って!泣かせないで!』

そんときの愛梨でさえ
泣きそうだったのに
助けてくれた。

そんとき同級生に見られて
『一ノ瀬女に守られてんのだっせー』

そんときから俺は強くなろうと思い
男と言ったらスポーツっていう
変な固定概念があり
バスケと空手を習い始めた。

やったら案外上手くなれて
中学の時エースになれた。

もちろん親には塾にも行かされて
俺は愛梨といる時間は減っていった
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