ずっと、キミが好きでした。
「なに赤くなってんの?」
視界の端にヌッと現れたれおの横顔。
私はビックリして目を見開いた。
「な、なってない!なってないからっ!」
「ぷっ、焦りすぎ」
クスクス笑われて、ますます顔が赤くなった。
は、恥ずかしい。
恥ずかしすぎるよ。
両頬を手で覆うと、れおはさらに目を細めて笑った。
その笑顔にドキドキして、胸がキュンと疼く。
火照った顔をパタパタ手で仰いだ。
「これ、いいじゃん。しずにピッタリ」
「え?どれ?」
「これ」
れおが指差したところを見ると、キラキラした小さな星がトップに付いているネックレスが目に入った。
「わぁ、可愛い!」
大きすぎない星のサイズが私好みで、一目見て気に入ってしまった。
さすが、れお。
私の好みをわかってるなぁ。
「じゃあ、それをプレゼントするよ」
「で、でも……」
ネックレスだよ?
そういうのって、普通彼女にプレゼントするもんでしょ?
れおにとって、私はいったいなに?
「俺からのアクセサリーは受け取れない?」
寂しげな瞳で私を見下ろすれお。
そんなわけない。
そんなわけないじゃん……!
むしろめちゃくちゃ嬉しいもん。
ブンブン首を大きく横に振って否定する。
すると、れおはホッとしたように頬をゆるめた。