あの日の記憶。~青春の全て~
『2年F組』
私のクラス。
いつも朝は必ず一番に来るように心掛けて、
放課後になると必ず一番に帰るように心掛けている。
友達はいる。でも、みんな部活に入っているから、
帰宅部の私にとって、みんなは憧れでもある。
この学校に私の入りたかった吹奏楽部はなくて、
あっても軽音部。
超難関な学校に入っても、何も取り柄をつかめなかった。
『出席とるぞ~、みんな席につけ~』
担任の声が聞こえてくる。
『高月ー』
「はい」
私のいつもの平凡な1日が今日も始まった。