はにーだーりん
「葉月ちゃん・・・僕だって葉月ちゃんのこと好きだよ。


だから、どんな趣味もってたって嫌いになったりしないよ・・・でも」

「ほんとッ!?」



葉月はさっきまでの泣きそうな顔とは裏腹な、必要以上なまでに明るい笑顔を向けてきた。


泣き顔が、嘘だったかのように。




というか、泣きまね?




「倫太郎!」



彼女は飛びつくように倫太郎をベッドに押し倒した。


明らかにアブナイ体制ーーー



「葉月ちゃん?」


どきどきしながら彼女に身をゆだねる。

普通逆だろうと内心突っ込みを入れながら。



葉月は倫太郎の背中に回した手をがさごそと動かし、
背中のチャックを下に下ろしたーーー




「倫ちゃん、好きにしてもいい?」




ほんのり頬を赤く染め、甘い声で彼女は言う。



「もう、今日だけだからね」
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