宮田君の告白
「今日はお疲れ様。凄かったね、宮田君」
「.......ありがと」
無事に大会1日目が終わった。
二人で帰るのは2回目。
ていっても駅まで歩くだけだけど。
今日はこの前告白された日みたいに夜じゃなくて、夕焼けが綺麗な夕方だった。
明日も大会は続くみたいだけど、私は用事があっていけないし、宮田君も打ち上げがあるみたいだから、こうやって一緒に帰ることは出来ない。
本当は今日も男バスの人達は皆で自転車で帰るみたいだけど、宮田君はわざわざ抜けてきたらしい。
だから今は自転車を押しながら歩いていた。