願 叶



「コッチよ。」


そう天神さんに言われ、この図書館のような部屋の中心にあるテーブル。


そこのイスに私と天神さんは向かい合わせで座った。


「千春、学校には行きたい?」


「えっ・・・。」


学校・・・正直、あまり行きたくはないのだが「『ここで働く』って行ってくれましたよね?」


そう言った天神さんの顔は正直、『学校に行け』と言ってるようにしか見えなかった。


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