願 叶



「何してるんですか?」


「うわっ!!」


きゅ・・急に後ろから声がして少しビックリして固まってしまう。

後ろを振り返ると爽やかな笑顔の李織さんがいた。


「実は迷っちゃって。」


そう言うと笑みをうかべ「この家は広いですからね」と言って私を部屋まで案内してくれた。



部屋にもどり机を見ると、さっき李織さんが外で摘んでいた花が花瓶にささっていた。



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