願 叶



すると、その女の子は泣きながらも何処かを指差した。


「あっ・・・。」


そこには木の枝にひっかかった赤い風船。




私はその女の子の頭をなで、木をながめた。



登れるかなぁ・・・。

運動神経はまぁ良い方だが、木登りの経験があまりないんだよなぁー。



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