願 叶



「じょ、冗談やがなー。そんなに怒るなや、楓。」


その男の子は冷や汗をかきながら楓ちゃんに触れていた肩から手を離した。




男の子が触っていた所を楓ちゃんは汚そうに掃っていた。




私も肩に乗ってる手、どけてほしいな・・・。


「あの、えっと・・・。」


「君、千春ちゃんやろ?知ってるでー。唯から話は、よう聞いとる。」



唯?・・・えっ、誰?


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