願 叶




「楓、中に入れないからどいてくれ。」


「ヤダァ。」


雪君に、べったりな楓ちゃんを見てさっきの螢君との態度に驚かされていた。




「じゃあ、先にオレは千春ちゃんと店の中に入らしてもらうわー。」



そう言って螢君は私の背中を押して店の中へと入った。



「あっ、そういえば螢君。さっき言ってた唯って人の事なんだけど・・・。」

疑問に思っていた『唯』という人。


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