願 叶



「…こいつ、風呂嫌いなんだよ。」

サラッとそう雅君が私に言う。


「えっ。そうなの?」


楓ちゃんに問いかけると「えっ、いや…違っ…。」
と、何故か冷や汗をかき首をおもいきり振り、お風呂を拒む。


「ちょうど良い。楓、風呂に入れてやってくれ。」

そう雅君はドス黒い笑みを私に見せ言ってくる。


まぁ、私は一緒に入っても良いけど。



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