願 叶



ポイッと風呂場に雅君の手により楓ちゃんは、ほおりこまれた。



「じゃあ、後は頼んだ。」


私にそう言って去る雅君。


その途中、雅君が楓ちゃんをチラ見して、ものすごい笑顔で笑う雅君を、私はみのがさなかった。



「さぁーて。楓ちゃん。まず着物を脱ごうか。」

少々、変態っぽくなる自分がいたが、ジリジリと楓ちゃんに近づいた。


「嫌――――!!!!」



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