願 叶



私は力が抜け、その場に座り込んでしまう。



「もう一度・・・先輩に・・・・。」


今度は嬉し涙がででくる。




私は胸に手をあて、深呼吸する。



しかし、心臓の音は全くしない。



でも、ドキドキしているような感覚はあった。



「嬉しいの??」



「うん。嬉し・・・って、うわっ!!!」



私の隣に急に現れた小さな女の子。


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