願 叶



「情報屋の唯…。一部じゃ、かなり有名な奴なんやで?」
そう螢君が私に言ってくれた…。


「個人情報から隣の今日の晩飯まで、何でも知ってる情報屋。情報が欲しい奴には情報を売る嫌な奴だ。」


説明口調で雅君は、そう言ってくれた。

だから、私の名前も…

「ども。碧山 唯(アオヤマ ユイ)っス!!唯って呼んで良いっスよ~千春ちゃんっ。」

ニコッと笑う唯ちゃんに私は少し苦笑いした。



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