願 叶



きっと、唯ちゃんと同じで寝たんじゃないかな?私。

「…んっ。」

螢君が目をゆっくりとひらいたと同時に私も手をひっこめた。



「おはよ螢君。…って、もう夕方か。」

少し微笑みながら螢君にそう言うと、螢君はボーッとしていたのか「…巫女…様…?」…と、そんな言葉をもらした。


巫女様?

螢君はハッとして、顔を真っ赤にした。


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