願 叶



音に反応したのか、千春ちゃんがコッチに寝返りした。


細い髪、長い睫毛、柔らかく白い肌、ピンクに染まる唇。


見てるだけで、すいこまれそうになるわホンマに…。


頬にそっと手をふれる。

「…好きなのは、ホンマやで?」


俺はそっと唇を重ねた…。



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