願 叶



ゆっくり目をあけるとボンヤリと見える人影…。


真っ赤に燃えるような長く赤い髪…

『おはよう螢。でも、もう夕方ですけどねっ。』

聞き覚えのある優しい声。


あの人が俺に笑いかける。

「…巫女…様…?」


……よく見開くと、そこには千春ちゃんがいた。


< 222 / 355 >

この作品をシェア

pagetop