願 叶
■第三章 お付き合いの仕方



薄暗い空の中、私は螢君と一緒に帰った。


「ねぇ、螢君…。」


「何や?」


平然のように螢君は私の言葉をかえしてくる。


「重いんだけど…。」

螢君は私に抱きついたまま歩いている。

何か朝よりベタベタしてくるんですけど。


「愛の重さや。」

上手い事言ったような自慢気な顔をしていたが、全然上手くないよソレ。



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