願 叶
「ここだよ。」
案内された部屋は、10畳はある洋式だった。
その部屋はシンプルで・・・
大きい窓が1つ。
木で作られた白いシーツのベッドと隣にちいさな机があった。
その上には可愛い柄の電気スタンドが置いてある。
「今日はゆっくり、休んで。あっ、夕食どうする?食べる?」
夕食って・・・あの焼き鳥だよね・・・。
ってか、幽霊なんでお腹空かないんですけど。
「いい。ありがと。」
そう言うとパーカー少年は顔を真っ赤にした。
「そういえば俺、名前言ってなかったよね?」