願 叶



「……。」

バッチリ目があってしまった。


そこには、眼鏡に七三わけ、きっちりした服装。
右腕の腕章に風紀委員の文字…


「君、何をしているのかい?」


質問無視に、私はダッシュで教室まで走った。




だめだ、絶対バレたぁぁぁ―――。



< 230 / 355 >

この作品をシェア

pagetop