願 叶



「やべっ。小川に生徒手帳渡すの忘れてる!!」

雪君がそう言いながら、ポケットや鞄を色々探っている。


「何だね、三宅 雪。何故、君が小川 千春君の生徒手帳を持っているのかね?」



風紀委員の目がひかる。


「えっ!?それは…。」


オロオロする雪君。
私もどうする事も出来ない。



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