願 叶



朝食を終え、私は李織さんがいる調理場へと行った。

そこには小さな椅子に座り込み、ため息つく李織さんの姿。


「あの…私、一緒に行きましょうか?買い物。」

そっと、そう李織さんに言いよってみた。



どうせ学校休みだし、する事ないし。

「ありがとうございます。」
笑顔が素っぽい李織さんのイケメンスマイルには、鼻血ものです。



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