願 叶
「やっぱり、料理好きなんですか…。」
「執事ですからね。小川さんは趣味、ありますか?」
私?うーん…
「ショッピングとかですかね?服とか見たりするの、好きだし。あと可愛い小物なら何時間でも見続けられます!」
隣をハッと見ると笑いをこらえる李織さんがいた。
「あっ、すみません。あまりにも小川さんが可愛くて。」
かっ…可愛い!?
男の人から、全く言われたことない言葉と李織さんの笑顔にドキッとしてしまった。