願 叶



螢君が部屋から出ていった後、私は、そのまま後ろに倒れた。


見えるのは天井。


「……何してるんだろ、私。」

すると左手にかすかに何かがあたった。


そこにはピンクに包装されたものであった。


「……。」
それを開けると……



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