願 叶



この観覧車の中での短時間…私は寝てしまって夢でも見たのだろうか。


「ちょっと待ってろ。」


「えっ?あっ、…うん。」


そう言って雅君は、園内にあるお店に入っていった。トイレ?


雅君がいなくなった後、軽く私は自分の唇を人差し指で触る…。



あるぇ?



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