願 叶
しかし、この家は大きすぎる・・・道に迷いそうだ。
廊下を歩いていると奥から良い香りがただよってきた。
だんだん近づくにつれて、声が聞こえてきた。
扉を李織さんが開けてくれ、私はその部屋へと入った。
こんな広くて豪華な家なのだから、10m以上ある長い机の上に豪勢な食事かと思いきや・・・期待は裏切られた。
そこにあったのは、一般的な家のリビングだった。そう、そこはまさしくサ●エさんの家の食卓と同じ様であった。
「・・・。」
あいた口がふさがらない。
完全に豪華な家のイメージから一般家庭へと変わってしまった。
大人6人並んで食べれるぐらいの大きさの机。下はカーペット。
この部屋だけ、イメージ違いすぎる・・・。