願 叶
結局・・・食べてしまった・・・。
私は今、最高にブルーだった。
李織さんが皿に肉を入れたから・・・私は・・・私は猫を食べてしまったぁぁぁ――――。
あぁ・・・立ち直れない。
廊下で私がうずくまっていると、肩に誰かが触れた。
私は、後ろを振り返るとそこには雪君の姿があった。
「ねぇ、外いかない?」
・・・外?
私は嫌な記憶が入り込んでくる。
誰にも気づかれず、存在がない場所・・・そんな所に行きたくない。
私は横に首をふった。