願 叶



私は、嫌と首をふったはずなのに・・・私は雪君に手をひかれ、外を歩いている。


どうせ、誰にも見えていない私。

そう思うと、ますますブルーに・・・。





すると、体が前の人とぶつかる。

「あっ。ごめんなさい!!」

私がそう謝ると、相手も頭をさげ、どこかへ行ってしまった。


「・・・。」

あれ?


ここ・・・外だよねぇ???


「雪君!!!!!」

私は雪君の手をひっぱり、こっちを向かした。

「どうしたの!?」

「私・・・触れた。」


前は、誰も聞こえなかった声も聞こえていた。


前は、触れても通り抜けた体が触れれる。



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