願 叶



私はある場所へ雪君をおいて走り出した。


「あっ、おい!!」


雪君の言葉に耳もかたむけず、私は走った。



「ハァ・・・ハァ・・・。」


息がきれつつも、私はグラウンドについた。


フェンスの向こうには野球をしている姿の榛原先輩がいた。



私はよくココから先輩を見つめていた。




そして今も・・・。


< 50 / 355 >

この作品をシェア

pagetop