願 叶



「あの、その・・・。」


いざとなると、言葉が一言もでなくなる。



でも・・・もう、会えないから言わなくちゃ!


「実は前から私、先輩の事が―・・・「祐ー!!!」


私が思いを伝えようとした、その時だった


女の子が一人コッチに向かってきて、その子は榛原先輩の腕をくんだ。


「・・・。」


私は声がでなかった。


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