願 叶
「契約では『告白するため』・・・だった。誰も殺す何て聞いていないわ。」
天神さんは凍りつくような目で私を見る。
手がふるえる。
「すみません。」
「謝ってすむ問題じゃないの。わかる?簡単に生きている人間の運命は変えてはいけない。あなたはいない存在、相手の少年とあたはが出会うのは必然ではないの。」
いない存在・・・。
私はぐっと唇を噛む。
「罰を受ける覚悟はできています。」
「罪はおもいわよ?」
そう、言われ私は怯える。