願 叶



「みっ・・・雅君!?」


雅君は私の言葉にも反応せずに、どこかへと向かっていた。





気がつくと、そこは墓地だった。


「ココ。」


そう言って雅君は立ち止まった。



私の目の前には「小川家」と書いた墓があった―――・・・。



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