願 叶



「結局お前、泣いてるじゃねぇか。」


そういって、雪君に抱きついていた私をべリッとはがした雅君。



「どけ、玄関前で・・・邪魔だ。」



「すいません。」



敬語についなってしまう。



雅君が店に入ったあと、雪君と私があとから入っていった。


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