願 叶
□第二章 学生のお仕事
「えっ、俺?三毛猫だけど?」
ガシャーン
そう言われて、あまりのショックに持っていたコップが落ちた。
「あーっ。オイ、落とすなよ!!!」
雪君はそう言ってコップの欠片を拾い集める。
「雪君があの三毛猫なんて・・・。」
信じたくない。
だって、あんなにフワフワしててまん丸で可愛い
あの三毛猫が・・・。
「はぁー。」
私はため息をついた。