願 叶



しかし、この店は不思議だ・・・。


こんなに見ため小さい家なのに、中はあんなに広い。

どうゆう設計をしたら、こうなるのかなんて想像もできない。
きっと、これも天神さんが作ったのだろう。私はそう思うと納得した。



「李織さんは、何なんですか?」


私の質問が変だったのか李織さんは「はい?」と言ってきた。


飛んだ話だから、当たり前か。


「いや、雪君は三毛猫だし雅君は烏。楓ちゃんと天神さんは、知らないけど・・・。この店の人達って普通の人いないし・・・。」


きっと私が一番まともだろう。幽霊だけど。
いや、今は人間か?



< 99 / 355 >

この作品をシェア

pagetop