生き続ける意味
診察室につくと、あたしをベッドの上に下ろし、毛布をかけた。
...明かりがまぶしい。
亮樹兄ちゃんは、聴診器を首にぶらさげると、あたしの額に手をあてた。
「熱い... 。これ、8℃超え確実だな。」
.....いや、結構前に測って37.9だったので、もっとあるかと... とは言えず。
そして、あたしの服の中に体温計をいれた。
うっ。体温計でさえ冷たくかんじるよ。
「桜、聴診器あてるから服めくって。」